トップページ 

セッケンのあるくらし

軟水器を導入して。(コストの話)


石けんの使用量の変化。
水道局曰く、私の自宅の辺りの硬度は「57」となっているのですが、どう考えても石けんの使用量は「57」の地域のそれではなく、56リットルで浴比をきっちり、洗濯槽が綺麗で温水を使用したとしても、カップ1杯以下の石けんの使用量にする事は叶いませんでした。 異常なまでにアワアワ洗濯にこだわったのでは? と言われそうですが、それ以下にすると面白いように泡が消えていってただの濁り水になってしまうのです。 石けん生活を続けて一年余りで、この尋常ならざる投入量で自分でも「?」と思っていただけに、洗濯時に粉石けんを投入する所を見られるのが嫌いでした。 カップ一杯の粉石けんを投入しながら、「環境に優しい(゚-゚;)」と本心から果たして言えるものでしょうか? 私は無理でしたね。 エコロジストじゃなくても気が引ける量でした。

後日わかったことですが、冬場の我が家の辺りの硬度はおよそ100前後でした。 この値もまだアバウトなものなんですが(小学生が使うようなキットを購入してテストしました。詳細は機会があったら。) 硬度57という値よりはカップ1杯の石けん使用量に対する説明がつきました(^^; 冬場は関東地方は晴天が続くので、春先まで硬度はうなぎのぼりです。 石けんシャンプーをしにくくなるのも、夏場よりは冬場。 乾燥も勿論ですが、何より凄まじいのは髪の硬さ。 丈夫になるのとはまた違う感覚の髪の硬さなのです。(友人はこれで石けんシャンプーをやめました(^^; )

軟水器を導入して、一番激変したのは石けんの使用量です。 粉石けんの使用量はカップ1杯からカップ1/4まで激減しました。 自分でも果たしてそれだけの使用量で洗えるのか? とはじめは恐る恐るだったのですが、洗浄力は前よりアップしているし濯ぎも二回で済んでしまいます。 洗濯だけに限らず、石けんシャンプーや固形石けんの使用量も変化しました。 以前は液体石けんの使用量がハイスピードだったのですが、詰め替えが楽になりました。 絶対的な使用量が変化しただけではなく、固形石けんの用途が増えた為です。 パーム油中心で出来た暁石けんの黒砂糖石けんやねば塾の石けんは水道水では殆ど泡立たず我が家では使い道のない石けんだったのですが、軟水器を導入してから使い道が出来ました(^^; 今は二回目の洗髪は固形の手作り純石けんを使用しています。 石けんは泡立てるものから勝手に泡立つものになり、液体石けんの詰め替え頻度は、二ヶ月半に一度位になりました。

粉石けんにかかるコスト。
石けん洗濯は使用量と一緒にコストの高さを指摘されがちです。 ともかく石けんがなくならなくてある意味面白くないので(ジプシーが趣味の為) 実際にかかるコストをちょこっと計算してみました。 少し前に行った計算の為、価格が厳密ではありませんが。

水量は60リットルと仮定します。 ○ップは最近の店頭状況を知らないので、ネット販売での店頭販売価格を参考にしました(・・;

☆ 部屋干し○ップ 540円 1200グラム
(一回30グラム 40回洗濯可・一回13.5円)

☆ 軟水・自然丸の粉石けん 850円 3000グラム
(一回50グラム 60回洗濯可・一回14.1円)

☆ 水道水・自然丸の粉石けん 850円 3000グラム
(一回150グラム 20回洗濯可・一回42.5円)

※ 以下、いちおう(・・; 石けんとの洗浄力は元々比較にならないし、汚れ物はたまったら洗えばいいと思っているので、同じ土俵に上げるべきかアレですが。

☆ 水道水・アルカリ洗濯(セスキ) 1,900円 3000グラム
(一回30グラム 100回洗濯可・一回19.0円)

☆ 水道水・アルカリ洗濯(炭酸塩+重曹) 1,500円 3000グラム
(一回30グラム 100回洗濯可・一回15.0円)

軟水器導入後、必要・不必要になったもの。
必要になったもの。(更に多用するようになったものを含む)

食塩
炭酸塩
※ 食塩は再生に必要です。 特にウチのように硬度が100前後で洗濯や入浴を一つの軟水器で全部まかなうとなると、冬場の再生回数は週一回と壮絶です(^^; >若干の硬度漏れを無視するのであれば、その限りではありません。 これは、もっといい硬度判定薬を入手してから、きちんと測定したいですね。

※ 炭酸塩は粉石けんの使用量を更に絞る為に活用しています。 上記には無難な路線で「50g」と書いていますが、実はこれ炭酸塩を余分に投入するならぱ石けん使用量は「30g」でも全然問題なく泡立ちます。 多いぐらいです(^^;

水道水での洗濯の際に炭酸塩が重要視されますが、軟水の場合はそもそも金属石けんが発生せず洗浄力をフル活用出来る為、水道水での洗濯の時以上に洗浄力UPを実感出来るようになりました。 アルカリ洗濯は個人的に賛同出来ないんですが、賛同出来ない割には粉石けんより炭酸塩の方を最近は愛用している気がします(汗)


不必要になったもの。(使用量が目に見えて減少したものを含む)

過剰な使用量の粉石けん。
洗濯用液体石けん
衣類のリンスの類
掃除用石けん(スプレータイプの市販品)
セスキ
クエン酸
洗濯槽クリーナー(頻度は激減)
酸素系漂白剤(使用量は半分程度に)
オーブリーGPB(使用量は半分程度に)
※ 洗濯用液体石けんを使用するより、汚れ物が多いと感じた時は10g粉石けんを増やしてあげれば良いことです。 硬度に左右されない為、予測が結構な確率で当たるようになりました。

※ セスキは炭酸塩と重曹があるので、全く不要になりました(^^; 粉石けんが30gで洗濯出来るので、同量の30gを投入するなら、と結局石けん洗濯になります。 毎日洗う訳でもないし(゚-゚;) 台所では重曹がメインで活躍していますが、スプレーが必要な場合は炭酸塩と小さじ1杯ずつ合わせて溶かして使用します。 また、掃除用のスプレータイプの石けんは、軟水と炭酸塩、台所用の液体石けんなどで手軽に使いたい分だけ作成出来ます。

※ クエン酸リンスは軟水の場合、下手にすると髪がバシバシに硬くなってしまいます。 人によっては全くリンスの類は全く不要になるようですが、私の場合はオーブリーのGPBだけは必須。(元々、髪が弱い) それでも使用量は減少(軟水の場合、髪を柔らかくする為というより、更に保湿をUPさせる感じ。 元々髪は柔らかく仕上がるので。) 仕上がりは非常にいいです。 美容院の人に何をしたかと驚かれました(^^; >説明が大変だった(笑)





目次に戻る

(C)Copyright 2004 Tanucha All rights reserved.
↑ 諸注意を読む。